引き続き、コロナ体験記です😑

前回に引き続き、坂本内科職員関連者のコロナ体験記です。
詳細に記載して頂きました。

・なぜどういういきさつで感染したと思われるか。

 感染発覚の1週間前に発熱者やなにかしら症状がある者との接触はなく、外出時・業務中も必ずマスクの着用をしていたが、電車の中でも水を飲む際にマスクを外していたことや電車の乗り降りの際に手指アルコール消毒などはしていなかった。また電車内もソーシャルディスタンスは常に保てていたわけではなかったため、おそらく市中感染と思われる。

・待機期間の症状・経過、またその時になにを考えていたか。

 発症日前日はその時は何も症状はないと感じていたが、後々思い返してみると咽頭部の違和感があった。本当に病的なものとも感じない程度のものであった。発症日は朝から倦怠感が軽度と関節痛の出現があったが、午後から38.0台の発熱と咽頭痛が出現した。咳嗽もあったがそこまで重症なものではなかった。解熱剤を内服するも39.0台の発熱が翌朝まで持続した。発症2日目からは38.0台、3日目は37.0台と次第に解熱をしていった。解熱後も咳嗽は軽度のものが8日目まで持続していたが痰が絡むことなどなく、どちらかというと違和感があるという感じだった。味覚・嗅覚障害はなく発熱、咳嗽がメインの症状であった。実際最初倦怠感が出現した時はまさか自分がという思いだったためコロナ感染とは疑っていなかったが、発熱していくにつれコロナだったらどれほどの方に迷惑をかけてしまうだろう、今後どうすればいいのだろうかと思い詰めた状態であった。コロナと分かった時点で絶望的な気持ちだった。そして自分と接触のある人、家族や職場の方達には申し訳ない気持ちも感染対策不足だったと改めて思い知らされた。

・他の職員へこうした方がいいと思うこと。

 発症前日は本当に病的なものとは思えない程の咽頭の違和感程度であった為、こんな小さい症状でもコロナ感染かもとうたがう気持ちを持っていて欲しいと思う。医療従事者の自分にでもコロナの前兆とはまったく思わなかったため、一般の方は全く気付かない可能性もある。無症状であることや僅かな症状でも感染していると気づかない為感染が拡大しているのが現状である。また自分は感染対策が出来ていると思っていても今はどこで感染してもおかしくない状況になっているため、マスク着用、アルコール消毒の携帯や普段の手洗い、うがいはもちろん、まずは人混みを避ける事が1番だと思った。そして些細な症状でも疑いの目を持ち、出来るだけ早い段階で検査を行うことで感染拡大を防ぐことが重要だと感じた。しかし濃厚接触者の弟ははじめPCRは陰性だったが後日陽性化しているため、検査の時期は今後の検討が必要と考えた。一般的な感染対策を述べているかもしれないが意外とコロナに感染して分かることやできていなかったと感じることが多い。

・今後自分が再感染しない為には、また他の職員、患者へ実行して欲しいこと。

 まずは今まで甘かったと思うマスクの着用を確実なものにすること、特に人混みの中ではアルコール消毒の携帯とマスクを外すこと(水分を摂るなど)を避けること、二重のマスク着用、また些細な症状でもコロナを疑うことが重要であると感じた。自分の友人の体験談だがその友人は喘息を持っていたが幼い頃に発症して以来、発作の出現はなかったものの、コロナ感染に伴い喘息発作が出現し大変だったとのことだった。幸いにも自分は重症化しなかったがこういった基礎疾患を持っている方は簡単に重症化してしまうのだと改めて思い知った。無症状の場合もあるからと甘く見てはいけないと感じた。基礎疾患、特に呼吸器疾患をお持ちの方は十分注意してもらいたいと思う。外部の者との接触時は必ず一定の距離をとること、二重でのマスク着用をしてもらいたいと思う。自分も現在は患者様と接触した場合にアルコール消毒と手袋の着用を行いマスクは二重にし、患者様にも検温前にマスク着用をしてもらっている。現在感染者が急上昇しており実際保健所もあってないようなものになっている。診断されて家族に感染させないようにホテル療養を希望したが発症後3日目でやっと案内があった為、結局その頃には母、弟に感染させてしまっていた。なってからではもう遅いことに気づいた。今後更に感染対策が出来るよう医療従事者だけではなく一般の方、患者様全員で対策をとり意識を深める事、病状などを共有することが大切であると感じた。

まさに体験者しか解らないことばかり。非常に参考になります。

今後の実務に生かしていきたいと思います。

医療法人 慶潤会 坂本内科医院    0944-51-3200

上部・下部内視鏡検査(胃カメラ、大腸カメラ)、CTスキャン、エコー、透視(胃・大腸のレントゲン)など行っています。胸焼け、逆流性食道炎、吐血、出血、血便、下血、便秘などお悩みならどうぞ。そ解らないことの相談など、皆様の健康管理に少しでもお役に立てるよう頑張っております。消化器、肝臓、逆流性食道炎、胃潰瘍、吐血、下血、肝炎などご相談下さい。睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査も行っています。